何かとやってみるブログ

本職にしたい。

話せばわかるなんてありえないんですよ。

 

 

こんにちわ。

 

 

転職して約2か月が経ちましたが、まだまだ分からないことが多くて失敗と叱責の日々を送っています。「辛いのは今だけ」と多くの人に言われますが、この程度前職に比べれば屁のツッパリもありません。適当に流してやり過ごしています。(でも仕事は全く覚えられない)

 

 

で、こういう仕事を教えてもらったりする時にいつも思うことなんですけれど

「理解できなかったら教えられる側が責められるのは何故なのでしょうかね」

いや、僕も学生の頃塾講師をしていたので分かるんですけど、教える側にも責任って絶対にあるんですよ。ろくな準備してこなかった授業は全然反応なかったりするんです。まあ当然のことですよね。自分で本当に理解していないんだから。

 

 

それなのに、この「教える・教えられる」の関係にあっては、教える側が圧倒的に有利です。分からなかったら相手のせい。分かるまで努力しろ。立場が上なのを良いことに、まるで自分の指導は完璧であるかのような態度を取ってきます。

 

 

僕はそこがとても腹立たしい。「お前の教え方も下手だろうが!」と。

 

そもそも人の話って9割は頭に入ってないんですよ。一回耳には入ってその時は理解できるかもしれないけれど、時間がたてばそんなことすっかり忘れているものなんですよね。それが難解な手順とか複雑な作業であれば尚のこと。そんな全部一気に覚えられるかいって話。だから「一度言ったよね?」っていう文句は全くナンセンス。

 

 

 

最近はLINEとかSNSのおかげでコミュニケーションが手軽になりました。しかし、本当の意思疎通や「伝える」ことって、実はむちゃくちゃ難しいものだと思うんです。だって自分の思っていることを言葉に表して、それが過不足なく相手に伝わるって奇跡みたいだと思いませんか?コミュニケーションを甘く見すぎなんですよ。

 

 

「話せばわかる」という有名な言葉がありますが、僕はこうは思いません。何故なら「話せばわかる」というスタンスでいると、分からなかったときに相手を責める要因になってしまうからです。むしろ「話してもどうせ伝わらない」という立場から、それならどうやって相手に伝えるかを必死に考えるべきなんです。

 

 

最近、なんか伝わらないなあ悩んでいたり、SNSのコミュニケーションに辟易された方は、ぜひコミュニケーションについて深く考えてみてほしいと思います。

 

 

 

 

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

 

 

 

 

 

バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)

 

 

 

では!