神経質って生き辛い。
今までいろんな人と出会い、関わってきた中で、
どうやら自分は神経質な性格だということに気付いた。
神経質ってのは、些細なことが気になって仕方なくなったり、
ちょっとした変化を敏感に察知してしまう性格のことを言う。
確かに自分は、少しの物音が気になって集中が切れてしまったり、
何気ない一言に傷ついたりしてしまう質だ。
そして、この神経質ってのはどうも世知辛い事を
最近よく気づかされるのだ。
先日も仕事でこんなことがあった。
主にパソコンを使った業務なのだが、どうしても理解できない
操作があった。そこで、先輩にアドバイスを求めたところ、
すんなりと教えてくれた。ここまでは良い。
あまりに簡単に解決できたので、僕も思わず
「お~、なるほど!」
と声を上げたところ、その先輩が
僕の琴線に触れる一言を放ってきたのだ。
「いつもそう言うけど全然覚えへんやん」
いや、いる?その一言いる?いらんよな?
その操作ができたことと、覚えることは別問題やん?
ほんでまだ覚える前からそういう嫌味なに?
今俺は感動したったんやん。それを嫌味で返すってなんなわけ?
そういうこと言うからやる気なくすんちゃうんか?
と、その一言で怒りのエネルギーが湯水のように湧いてくるのだ。
それからは変なしこりができてしまって仕事に集中できないし、
周りのいろんな負の情報を敏感に察知してしまうしで悲惨だった。
この状態になった時は、何とか心を落ち着けるために
「あの先輩は無神経な人なんだ。だから気にするな」
って荒れ狂う心を何とかなだめて、徐々に波を沈めていくのだ。
しかし質の悪いことに、張本人の先輩は全く気にする素振もなく
その後も普通に話しかけてきて
「こないだ台湾に行ってきたおみやげあげる」
とまさかの貢物を差し出してきたのである。
まさに敵から塩を送られた気分だ。
そうなると自分が一方的に憎んでるみたいで、何だかバツが悪い。
この類の出来事がある度に、神経質って損だなあと思ってしまう。
相手の何気ない一言に傷つき、無駄なエネルギーを消費してしまうからだ。
傷つく→怒る→優しくされる→反省する。
この繰り返し。他人に振り回されてばかりのまさに無限ループなのだ。
こんな不毛な人間関係に消耗しないためにも
スルースキルや鈍感力を身につけたいところだけども、
前記事にも書いた通り、性格はそう簡単には変えられない。
頑張って鈍感になろうと思っても、
鈍感になることに敏感になってしまうので
無駄であることは目に見えているのである。
生まれつき鈍感である人がうらやましい限りだ。
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何を言われても動じないスルー力めっちゃ欲しいんですけどどこで売ってんの。ヴィレバン?
— 悠すけ (@xyusuke1567x) 2016年7月8日
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