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【読書】西の魔女が死んだ

 

 

空前の児童書ブームが、(僕の中で)きてる。

 

 

児童書、と聞くと教科書かなんかで読んだ本が多くて、

子供が読む本。と決めつけていました。

 

 

がしかし、今改めて読み返すとあの頃には気づけなかった事や、

様々な経験を経た今だからこそ心に響くフレーズなどが盛りだくさん。

大人の教科書。と言って過言ではありませんでした。

 

では、そんな児童書ブームの火付け役となった本を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 

 

 

西の魔女が死んだ

 

学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。 

 

 

感受性が強すぎて周りと馴染めず不登校になった少女が、イギリス人のおばあちゃんから生きていくうえで大切なことを教わる。というストーリーです。

 

 

おばあちゃんが少女に最も伝えたかった事、それは

何でも自分で決める

というものでした。

 

自分はどの道に進むのか、どう生きるのか、何が自分にとって幸せなのか。

すべては自分で決めること。そしてそれを最後までやり遂げること。

それが最も大切だと諭します。

 

 

この言葉に、大人の私でもハッとさせられます。

今の世の中、情報が溢れすぎて自分と向き合う時間を疎かにしてしまいがちです。

 

そうなると、時間も、お金も、地位も名誉も欲しくなり、

常に何かが足りず欲求不満の状態になってしまいます。

 

 

そうではなく、自分にとっての幸せは何なのかを定義することで

世間惑わされることなく、自分の意志で人生を切り開く。

この大切さを教えてくれます。

 

 

 

数多くあるおばあちゃんの名言の中で、最も心に残った言葉があります。

 

自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからと言って、だれがシロクマを責めますか。 

 

そうだ。私たちは、みんなと同じ道を進むために生きているんじゃない。

その場所が自分に合わないと感じたら、道を変えればいい。

世間を気にするのではなく、もっと自分を大事にして生きないと。

 

そう思わせてくれる言葉でした。

 

 

 

 

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