何かとやってみるブログ

本職にしたい。

何にもならないクソみたいな話。

 

 

こんにちわ。

 

 

自分の経験の中で、クソみたいな話ってあるじゃないですか。

何も得るものがなくて、ただただ無駄だった経験。

 

 

 

僕は今までそんな経験しかしてこなかったんですけど、

その中でも飛び切りクソで、でも一番「自分」を

表していたなと思う出来事をお話しします。

 

 

 

 

 

 

今の自分を形成したのは、過去の経験からです。

 

とか言って、ボランティアとか留学とかの話を

してくる人、本当に格好いいな。と思いますよ。

 

僕の人格が最も現れたのってそんなのじゃないですから。

 

 

あれは中学二年生の時でした。

僕の中学生活は、人気者ってほどではないけど

それなりに一目置かれていたと思います。

体が大きかったからヤンキー達にもなめられず、

かといって内気な人らともそれなりでした。

 

割と運動神経もよかってので、スクールカースト的には

それなりの位置に属していたと思います。

 

 

故にどことなくつまらなくて、少し斜めからものを見るような

ませた少年でした。

 

 

 

ある日、クラスのいじめっ子A君が内気なB君を

いびっていました。

 

まあ今でいういじめってやつです。

でもA君は、結構ひ弱なタイプなので、

本当に強いやつとは喧嘩せず、B君のように内気な

人ばかりを狙って攻撃していました。賢い。

 

 

そんなA君が僕は嫌いでした。やるなら強いやつをやれよ。

そう思っていました。が、正義のヒーローなんて興味もなかった

僕は当然のようにスルー。見て見ぬふりです。最悪。

 

 

しかし、だんだんとA君のいびり方が

洒落にならないくらいエスカレートしていきました。

 

「これはまずいんじゃないの」

 

って、クラスもざわつき始めていたと思います。

そんな事態になっても僕は動きません。

誰かが先生を呼ぶだろう。そう思ってかたくなに

傍観者を決め込んでいました。かっこ悪い。

 

 

 

しかし次の瞬間、とんでもないことが起こってしまいます。

 

 

A君のいびりについに堪忍袋の緒が切れたB君が、

 

 

 

 

f:id:yusuke1567:20160520154304j:plain

 

「やりすぎやろがああああああおまいあfdkfるくぁwせdrftgyふじこ」

 

 

 

ついにブチぎれてしまいました。

B君は勢いそのままにA君に襲い掛かります。

 

 

B君がついに切れた!!!!

 

僕の中でも何かが弾けます。

中学生活で初めて味わうわくわく感。

のび太ジャイアンを、ついに倒すのか!!!

見届けるしかない!このビッグウェーブを!!!

 

 

その刹那、騒ぎを聞きつけた先生が喧嘩の仲裁に入ります。

先生の力は強く、みるみる抑えられていきます。

 

 

僕もその時、迷いもなく走り出し、止めにかかりました。

 

 

 

先生を。

 

 

「先生!やめてください!今良いところなんですよ!」

「A君を倒さないとドラえもんが安心して未来に帰れないんだ!!」

 

 

初めて、自分の意志で、社会に背いた瞬間でした。

 

 

その後、騒ぎは無事に終結。

放課後なぜか僕は呼び出され、こっぴどく叱られました。

 

 

 

男には、負けるとわかっていても戦わねばならない時がある。

そう学びました。