僕たちだってSMAPだった。~解散騒動に思う事~
「SMAP、解散か!?」
日本中を揺るがしたこの報道がなされたのが、先週か先々週だったかの月曜日か火曜日か、はたまたそれ以外の曜日のいずれかだった。
丁度僕もそのころネットワークビジネスと縁を切ったところだったので、奇妙な親近感を持ってこのニュースを受け止めた。
国民的アイドル、SMAPが、解散する。
それは、なんだか大切なものを失ってしまうような、心にぽっかり穴があいてしまうような、というか、僕の心の柔らかい場所をチェーンソーで無理やり刈り取られたかのようなそんな虚無感に襲われた。
僕にとってSMAPは特段ファンだったわけではないけれど、小学校の休み時間には夜空のムコウが流れていたし、少年野球の友達と慎吾ママを真似してマヨネーズをラッパ飲みするという今では考えられない奇行に走ってたし、何に対しても中途半端な僕にオンリーワンで良いと背中を押してくれる存在だった。(今はオンリーワンが止まらなくてエライ事になってるけど)
そんな僕の青春と共にあったSMAPが、、、
痛々しかった。悲しかった。モニター越しにもメンバーの無念さが伝わってくる。中居くんは悔しさのあまり左手で抓ってるし、慎吾ちゃんはあまりの事態に念仏を唱える釈迦のポーズをとり現実逃避に走っているじゃないか。
一体どんな悪さをしたら生放送で国民の前で謝罪などしないといけないんだろう。
堂々の不倫をした○ッキーさんとはわけが違う。
今回の騒動、何やら聞くところによると事務所のドロドロにメンバーが巻き込まれたというのが真相らしい。SMAPを育てたカリスママネージャーがじゃにーさんと対立し、事務所を去る事になったので、メンバーも共にジャニーズから離れようとしたのが事の発端だという。
つまりメンバーの誰かが不祥事を起こしたというわけではなく、ただただジャニーさんを裏切ったというだけであんなに惨い晒され方をしたというのだ。
悔しかった。国民を代表するスーパースターでも、権力が蔓延る老害達の魔の手から逃れられない姿を見るのが、猛烈に悔しかった。
彼らは誰が一番だなんて争う事はなかったけれど、花屋と喧嘩してしまったのだ。
若い芽を摘むのは、いつだって権力をもった老人たちである。
彼らは自らが持っている既得権益にしがみつき、それを決して離そうとしない。
もしその存在を脅かすものがいようもんなら力でねじ伏せるまでである。なんてったった自分たちには力があるんだから。
選挙の方法がいつまでたってもアナログなままなのはデジタル化に付いていけない老人が実権を握っているからだし、年金制度なんて時代遅れなシステムが一向に改善されないのは自分たちの取り分が減るのを恐れているからだ。とにかく、時代はもうとっくに次に進んでいるのに、そこから目を背け、出てくる杭は容赦なく切り捨てる。そんな構造が充満している。
僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのだろう。権力をもった重役の懐を温めるためにせっせと働き、稼いだお金の大半もまた老人の生活費に消えていく。残ったなけなしのお金で安い酒を飲み、愚痴をこぼす毎日だ。やっと掴んだ光が、怪しいビジネスだったなんて、もはや笑い物じゃないか。
今回の騒動で、わりと大きなショックを受けたけれど、夜空のムコウは明るいと願うばかりである。
(この文章はブラインドタッチ練習のため書かれたため、誤字脱字等ございましたら、SMAP存続、という祝いの席に免じてご容赦ください。)
【参考文献】
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(ブログ用)
— 悠すけ (@xyusuke1567x) 2016, 1月 6