何かとやってみるブログ

本職にしたい。

めっちゃ意識高い大学生と残業について語り合ってきた。



この間スゲー意識の高い大学生と話す機会がありました。別にOB訪問とか、そんな立派なもんじゃなく、知り合いの主催してる勉強会でディスカッションの時間があったからです。


"産経新聞社の秋採用を目指してます!"


と言って目を輝かせていた彼女の目に、思わずのけ反りました。わ、若さってスゲー!と。1年しか離れていないのにこの違い様。もともと自分はキラキラ新卒営業マンではなかったとは言え、社会がもたらすパワーが恐ろしかったです。



さて、新社会人を目指す学生にとって気になるのはやはり会社選び。その彼女もさすがに身を粉にして働かされるブラック企業なんかには入りたくない。仕事で死ぬのはマジ勘弁。とのことでした。



おいおい…。新聞社なんて国レベルで認めてるブラック企業じゃないか。サビ残なんて当たり前で、現場で死ぬぐらいの気概じゃないと生き残っていけないんじゃないの。。。



って思いながら話していると、あの名言が飛び出しました。


「残業してる人って仕事が遅いからでしょ」



で、でたーーーー!!!



お前その言葉どこで覚えてきた!?さては意味のわからん意識だけ高めるセミナーに行き倒してるだろ!!やめろ!!そんな考え方は今すぐやめろ!


と、それまで冷めきっていた私の導火線に火が付きました。この感情は小学生の息子がどこかしらで覚えてきたエッチな言葉を食卓でぶちこみ、茶の間を凍らせたあの時と同じでした(と思う)



仕事が終われば帰れる。



こんな神話を信じてる学生が、1年前の私を含めて多すぎる。



半年間という、何の足しにもならない経験から言わせてもらうと、仕事なんて無限にあるのです。いや、もっと適切に言うと、仕事は作り出さないといけないのです。



例えばその日の業務が奇跡的に終わったとします。すると明日の準備が襲ってくる。アポに行く企業の下調べ、持参する資料作り、シミュレーション。それが終わると先輩や上司の手伝い。。。


自分の仕事が終わってよし帰ろうなんて言い出した頃には会社特有のムラ社会が効果を発動し、チーム内で孤立するという恐怖が待っています。


その空気、お先失礼します。なんてとても言い出せない、圧倒的な何かに人生を消費するのが残業です。仕事がある、ないなんてのはどーでもいいんです。



と、ここまで力説しても納得いってない顔をしてました。いや、自分は違う。と。
自分が違っても会社はそうなんだ!と言いかけましたが、まあ自分もそうだったし、何ならそれを最後まで矯正できずに嫌われて追い出されたと思うと、とても言える立場ではありませんでした。




まあ頑張れ。



最終的に言えるのは、何の足しにもならない月並みな言葉でした。それでも、何のために頑張るのかだけはしっかり持っていて欲しいと思うばかりです。





その子ちょっとだけ可愛いかった。